お風呂場にこもるニオイ、床の黒ずみ、ピンクカビ・・・そんな「ちょっとの気になる」がストレスになっていませんか?毎日掃除しても、どうしても汚れは蓄積していくもの。見るたびに憂鬱な気分になりますよね。
仕事に子育てに・・お母さんは休む暇がありませんよね。そんな毎日のイライラの原因をプロ目線でスッキリ解決する方法をご紹介します!これを見てお風呂掃除を行えば、ピカピカに成ること間違いなし。「自分でやるのはちょっと億劫・・・」といった方にも必見です。
もくじ
お風呂場の気になる悩みの原因は?
毎日のリラックスタイムに欠かせない入浴。しかし長年使っていくにつれ、どうしても浴室の汚れが目立ってきてしまうのが悩みどころ。カビ、水垢湯垢、ぬめりなど、汚れの種類は様々です。
そこで、私達プロは汚れに応じて洗浄方法を変えています。汚れに応じて洗浄方法を選択しないと、なかなか汚れが落ちきらなかったり、掃除しても掃除してもすぐにカビが生えてくる、、なんてことになってしまいます。ここでは”汚れの種類”と”プロがおすすめする掃除方法”を合わせてご紹介しますので、是非チェックしてみてください。
汚れ1:湿気と暖かさが大好物の「カビ」
カビは、菌糸です。湿気と暖かさが大好物です。
- 湿気を逃がす
- 洗浄
- 水滴をふきとる
この3つを心がけるだけで、カビの発生を抑制でき、ぐんと掃除の手間を省けます。「換気扇や窓を開ける」「使い終わったタオルなどで水滴を取る」などの対策が有効的です。
カビへの対策
カビは普通の中性洗剤では落ちません。カビの菌糸を落とすには、「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が入ったカビ取り洗剤を使いましょう。
カビの菌糸を落とすにはこれしかありません。全体に塗布したあと、ラップかペーパータオルで覆って浸透させます。その後、目視で確認し、スポンジで擦り落とします。
汚れ2:皮脂や石鹸が混ざり合うと発生する「湯垢」
湯垢は、皮脂や石鹸シャンプーなどの成分が混じり合って発生したものです。浴槽の内側がザラザラとしてしまうことがありませんか?その原因はこの皮脂汚れが大半なのです。これにはアルカリ性の洗浄剤が効果的です。
しかし、それでもなかなか落ちないことがあります。その場合の汚れは、水垢である可能性が出てきます。のちほどご紹介しますが、水垢には酸性の洗剤を使わなければなりません。ご家庭で、酸性とアルカリ性を2本も準備するのが嫌だと言う方は、中性洗剤を試してみてください。食器用洗剤がその代表ですが、とても効果がありますよ。
湯垢への対策
こまめに掃除できれば良いのですが、ちょっとでもサボるとすぐに付くのが、この湯垢です。そんなときは、洗剤に重曹をプラスしてみてください。重曹の粒子が湯垢汚れを掻き出すので、効果が期待できます。
粉のままたっぷりふりかけて、なじませた後にブラシでこすってください。お湯で洗い流せば完了です。重曹は細かい隙間に入り込んで汚れを落とすのですが、その反面、流しきれずに残りがちなので注意してくださいね。
汚れ3:なかなか取れない頑固な汚れ「水垢」
さきほどの湯垢と違い、なかなか取れない頑固な汚れ。それが水垢です。湯垢と似ていて見分けがつきにくいのですが、「鏡のウロコ」、この種類にあたるものが水垢の正体です。タイルなどにもよくこびりついてしまいます。これはアルカリ性なので、先程もご説明したように、酸性の洗剤を使い掃除しましょう。
水垢への対策
酸性の洗剤をよく浸透させます。塗布したあとに、削り取るように磨くのがポイントです。
市販のウロコ取りもありますが、手元にない、というときは新聞紙を丸めて代用できます。研磨剤も効果的です。クエン酸、歯磨き粉などで代用できます。頑固な汚れになりますが、水拭きと乾拭きを繰り返して、少しずつ落としていきます。
以上、浴室の汚れの種類と掃除内容について紹介してきました。汚れの性質を見極めて、それに応じた方法を使うことがポイントです。